日銀の近くにある貨幣博物館をふらっと行ってみて |
日本橋三越から日銀の方へふらっと散歩してみると古風な建物がひっそりとたたずんでおります。
三越の方の活気に比べてややトーンダウンするところもありますが、日銀の建物自体、その少し古典的西洋風な異様な存在感があります。そして、その一道向かいに不思議な博物館を発見しました。
それが貨幣博物館です。
https://www.imes.boj.or.jp/cm/
入館料無料という言葉につられて、ふと入ってしまいましたが結構面白かったです。
夕方(16:30)頃には閉まってしまいますので行くならお早めに!
この博物館では日本の初期通貨:和同開珎から現在のお金に至るまで、その進化系統を現物の通貨を展示しながら説明されております。
個人的には1両に対する文の数の多さに驚かせられました。
1両分の大量の文を担がせていただけるコーナーもありましたが重いのなんのって。。
あらゆる通貨を見る中で、お金に対して感じたことと言えばその信頼性かお金としての真の価値を見出しているのだなあということです。
いつの時代も、お金は偽造との闘いです。
文などはおそらく、その簡素な構造のために大量に偽造されてインフレの状態になってしまったのかもしれませんね。。
それに対する小判は、その本物の印としてあらゆる試行錯誤があったようです。
当初の小判は墨で達筆な方が文字を書き、本物と証明するという方法がとられていたようです。これもまた驚きですね。その後、刻印がつくようになっては、その横に優雅な模様もつくようになり、まさに日本の技術魂を感じさせられます。
一方、現代の方では戦時中に軍票たる軍隊の約束手形なるものがお金の代わりに使われたりもしていたようです。軍隊から財務省へ、財源確保のためにお金を作るよう強制的な圧力があったようですが、それを突っぱねた財務省を見切り、軍隊の方で独自に作られたもののようです。経済活動などまったく無視して、作られるお金は戦争の終焉と共に紙切れと化します。
お金という概念は信頼性もありますが、力のみで一人走りしたものは、やがて消えゆく運命にあるのだとつくづく実感します。
現在では仮想通過のBitcoinやTポイントなど、様々な形としてデジタルの中にまで進出しておりますが、どこまで進化するのでしょうか?
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