2017年 07月 02日
国会議事堂を大人になって社会科見学 |
小学生の頃、一度国会議事堂に社会科見学に行ったことがありました。
なんか西洋風の、日本っぽくなく、お城みたいだなぁという漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、
この度、その記憶を手繰りながら私用で行く機会ができたため大人になってからの再訪問です。
広大な敷地に圧倒されながら、少し古びた衆議院見学の受付に入ると守衛さんに案内されながら記帳します。
無料で入れるところはありがたいですね。
早速中広場に入ると、日当たりが良いことに驚かされます。
大きな建物の割によく差し込む日光は建物と建物の間の広場を大きくとったからでしょうか。
実際国会が開催される議事堂の中も拝見することもできました。
西洋から特注したステンドグラスなどゴージャスですね。
当時の2000万円で建設されたそうですが、これは今では数百億円となるのでしょうか。。
議会の真下に速記机たるものがあり、昔ながらのやり方なのだとつくづく感じました。
録音や音声文字変換などは使わないのかな。。
是非私の字幕記録式アプリ使って欲しいですね。
この他にも建造物の芸術は素晴らしいですが、ITに少し疎い感じの古風な印象を少し受けたのも事実です。
と言いますのも、渡り廊下の掲示板に落し物一覧が大きく張り出されているところがあったのですが、
お財布、万年筆、そしてUSBメモリー!?とありました。
先の二つはしようがないとしても、国会でUSBメモリー落としてしまう人もいるものなのですね。
USBにどんな情報が入っているのかは気になりますが、そのまま見学を続けます。
次に渡り廊下からエスカレーターを登り、中央広間に出ます。
(ちなみにこの渡り廊下に敷かれた赤い絨毯は1mで数万円の価値があるようで、まるで踏み絵な気分。)
すると伊藤博文の銅像など4方に4体分の銅像の座がありますが、その一つが空席のままとなっております。
これには以下のような理由が考えられるとされているようです。
1 - 政治には完成がないため、不完全のままとする
2 - 伊藤博文、大隈重信、板垣退助に並ぶ政治家がまだ現れていない
3 - その台座に立つ像は皇居に対して背を向けることになる
個人的には2ではないかなぁと思いつつ、その天井の方の絵画に目を向けます。
そこは日本の4季を彩る絵画があります。
そして2階のその横には天皇陛下のご待合室となるお部屋が群を抜いて素晴らしい。
国会議事堂の建設費の10%がこのお部屋の作成に支出されたそうなので、その中の空気も少し違うように感じます。
日本人の妥協なき職人魂がそこに込められたようにも思えます。
最後に議事堂の外に出ますと、出口門手前で記念撮影が可能となります。
幸い天候に恵まれましたため、良い記念写真を撮影できました。
大人な感じの国会議事堂の社会科見学でした。
by catch-questions
| 2017-07-02 13:52
| 歴史から世界を考察